万緑の夏のある日のお題
01.指を伝ったアイスクリーム
02.木漏れ日はさらさらと揺れて
03.清冽な水の雫
04.蝉時雨にかき消された言葉
05.青嵐にさらわれて
06.暑さすら忘れるくらい
07.朝涼に揺れるその髪に
08.願いの糸
09.小さな赤い2匹の金魚
10.雷の音だけが妙に鮮烈で、
万緑(ばんりょく)…草木が見渡すかぎり緑であること。
清冽(せいれつ)…水などが清らかに澄んで冷たいこと。また、そのさま。「―な湧水(ゆうすい)」
蝉時雨(せみしぐれ)…多くの蝉が一斉に鳴きたてる声を時雨の降る音に見立てた語。
青嵐(あおあらし)…初夏の青葉を揺すって吹き渡るやや強い風。
朝涼(あさすず)…夏、朝のうちの涼しいこと。また、その時分。
願いの糸…七夕に、願いをこめて竿の先にかけ、織女星に手向けた五色の糸。
五色の糸を飾って星に祈ると、3年の間に必ず願いが叶うと言われた。密やかに恋の願掛けをされたという。
(2006/??/??)